1985-05-21 第102回国会 参議院 運輸委員会 第10号
これは第二十八あけぼの丸の転覆事件の場合の海難審判庁の審決文もあるわけですが、こういうのはやっぱりしっかりと常時閉めておかなきゃならぬ。できればああいうものは私はもうなくしたらどうだろうか。ああいうものをあげておかなくても、今パイプでごみやなんかを、残存物を船の上から放出する、こうしておけばそれは十分できるわけですから。
これは第二十八あけぼの丸の転覆事件の場合の海難審判庁の審決文もあるわけですが、こういうのはやっぱりしっかりと常時閉めておかなきゃならぬ。できればああいうものは私はもうなくしたらどうだろうか。ああいうものをあげておかなくても、今パイプでごみやなんかを、残存物を船の上から放出する、こうしておけばそれは十分できるわけですから。
ただ、ここから水が打ち込みますのがやはり遭難の一つの原因になる可能性も非常にございますので、前回第二十八あけぼの丸の事故の結果を踏まえまして、原則として閉鎖をしておけ、特に荒天時であるとか揚網時、これは確実に閉鎖をすること、それから、長時間開放をするような場合には、今先生御指摘のように、上まで上げまして上から捨てるような構造にする、あるいは遠隔の制御で閉鎖装置、しっかり閉鎖をするような装置を備えつけるという
○政府委員(神津信男君) 漁船のガーベージシュートのような開口につきましては、先生御指摘のございましたように、五十七年の第二十八あけぼの丸の転覆事故の原因の一つと考えられておりますので、その後、原則としてもう閉鎖すべきである、特に荒天時及び揚網時はこれは確実に閉鎖すること、それから長時間使用せざるを得ない操業形態のものについては、その開口をさらに上層の甲板に導いて排出する方式をとるか、またはこれができないときは
○岡田(利)分科員 特に今度の事故は単に違反操業というだけではなくして、あけぼの丸以来の極めて重大な災害であったと思うのです。北洋の厳しい海の中で、あけぼの丸の原因調査についても一応の報告がなされておるわけですが、今度の北転船のこういう事故が起きるということが考えられるということは、私は非常に大変な問題だと思うわけです。
これは私は、五十七年の一月のあけぼの丸の事故のとき、これは三十二名も亡くなったわけですから、当時予算委員会で、小坂運輸大臣でございましたけれども、何とか海難防止、積極的に事政策をやってほしいということを要望しておきまして、その中にこのイマージョンスーツの開発の問題、これも取り上げたんですが、関係者のさまざまな要望と要求によりましてこの開発が進んできております。
○政府委員(西村康雄君) 先ほどお話しのように、この第二十八あけぼの丸事件をきっかけに、この海難の原因を究明するために関係者が一応集まりまして懇談会を開いたということでございますが、そのときは組合からも来ていただきましたし、広く関係者集まって隔意なくいろいろと問題点について意見交換をしたということですが、じゃこの後どうするかという点につきましては、それぞれの問題ごとに専門家と協議して問題点を詰めていくと
第二十八あけぼの丸の場合には最新鋭の装置を持った北洋底ひき漁船であり、新聞によりますと不沈船とまで言われておった、そうした船についての事故でありました。
そのうち、大きな事故につきましては、ただいま先生から御指摘ございました、この二月にございました第十一協和丸の事故、それから五十七年一月に起こりました第二十八あけぼの丸、五十六年三月の第五十五大東丸の事故というようなものが非常に大きな海難であるという認識を持っております。
○山花分科員 この第二十八あけぼの丸海難事故につきましては、各方面から大変大きな関心が集まったところでした。直後の一月十一日のことですけれども、全日本海員組合が運輸省、海上保安庁、水産庁に「荒天時の航海、操業については一定の規制措置を取れ」など、国側の海難事故再発防止対策の強化を申し入れているところであります。
これは日昇丸事件でも明確でございましたし、去る一月の六日、ベーリング海における底引き船「あけぼの丸」の海難事故、これは三十二名中三十二名が死亡しておるのですが、これはもう救命いかだを開く暇もないぐらいに状況としてはあったように思われますけれども、事故はいつ起こるかわからない。
それから、当該の第二十八あけぼの丸の船体図面等を入手いたしまして北海道大学水産学部の川島利兵衛教授に鑑定を依頼し、原因を究明中でございます。したがいまして、ただいまの段階では最終的にどうというところまで参っておりませんが、今後特に注意して調べなければならぬ点は次のようなことだと思っております。
初めに、二十八あけぼの丸の救命設備でございますが、二十八あけぼの丸は機船底びき網漁業に従事する第二種従業制限に分類されております漁船でございまして、これに対しましては、救命設備としましては、最大搭載人員を収容することができるような救命いかだあるいは救命胴衣、そのほか遭難信号発信装置というようなものが義務づけられておるわけでございます。
ことしの一月、ベーリング海におきまして、日魯漁業所属のあけぼの丸の遭難事故がございました。この事故についての原因の調査並びに救命設備の改善問題が指摘されておりますけれども、工マージョンスーツだとか、それから密閉カプセル型ゴムボートの開発の問題とか、こういうことがいまいろいろと指摘をされております。
○伊藤郁男君 もう一つお伺いをしておくんですが、あのあけぼの丸の遭難の際に、海員組合から関係各省庁に重大海難の続発に伴う根本的安全策を確立するために事故再発防止のための官労使による協議機関の設置を要望しておるはずです。二月二十二日に第一回の懇談会が開かれたと聞いておりますけれども、これは一回で終わりですか。
○岡田(利)委員 私は、日魯漁業所属の第二十八あけぼの丸が転覆をしたということは、非常にショッキングな事件だと思うのですね。
特に私は、第二十八あけぼの丸は日魯漁業所属であって、しかも五百四十九トン、わが国の最新鋭の遠洋トロール船であるということにまた注目をしなければならない、こう思うのであります。従来であれば、事故が起きて船が沈没をする、乗組員全員が死亡、行方不明になるということで、原因の解明もなかなかむずかしかったのでありますけれども、今回の場合は黒田さんという奇跡的な生還者がおるわけであります。
そして、年を越えて一月六日、ベーリング海において第二十八あけぼの丸の転覆事故がございまして、一名だけが奇跡的に生還をして三十二名が亡くなられておるわけです。そして、二月九日には日航機の事故があって、二十四名の方々が生命を奪われておるわけです。いわば大変ショッキングな事故が続いておるわけであります。
一月の二十七日にあけぼの丸がカニ漁をしているときに網を切られましたね。ところがそれも、舞鶴ですか、第八管区海上保安本部にその船が入ってから初めて本部が知る。こういうようなことをやる。あるいは二月十六日に第二八束丸、これが福岡県沖の島の沖合いで空母二隻に突進されて、危うく逃げた。こういうふうなこともあるが、それも船が帰ってから初めて海上保安庁が知る。
○神門委員 この問題でもう一つお伺いしますが、たとえば一月二十七日にあけぼの丸の事件が起きてから急に政治問題になって、特に予算委員会等でも問題になりました。これは国際間、外交上の問題でこの問題を言おうとするわけではないのですが、今度二月十六日の場合には、その艦隊というものは西南洋ですか、そのほうの海に出た、こういうような情報が入っておるときに突如として軍艦に包囲された、こういうような状態ですね。
○田畑金光君 今の局長の御答弁は、まあ非常に満足できる答弁でもなく、内容もはっきりしないので不満ですが、念を押したいことは、この第六あけぼの丸の損害賠償請求については、政府としてはこれを放棄するのじゃなくて、あくまでもこれは外交折衝の結果、損害賠償措置をとるという方針なのかどうか、現に日韓会談の漁業専門家会議等において、これは取り上げているのかどうか、これをお伺いしたい。
○田畑金光君 昭和三十年の二月十四日に韓国軍艦に追突され沈没させられた第六あけぼの丸の損害賠償措置については、その後どういうような取り扱いをしてこられたのか。
○小山(亮)委員 そうして現在東海汽船が持っておりますところの船腹は、黒潮丸、藤丸、橘丸、高砂丸、淡路丸、菊丸、あけぼの丸、この七隻の船腹をもって運航しておりまして、船齢から申しますと、一番古いものが二十八年、しかしながら、みな大体鋼船であって、速力も速いのは十五マイル、少いのが八マイルということで、船齢は次第に老齢になってきている船もございますけれども、まずまずこの辺の船であれば第五北川丸のような
あけぼの丸、四百トン、船令十年、二十六年もたっている船が新しいとは言えないが、大体耐航の線である。ところが、伊豆箱根鉄道から三十一年五月二十三日付で出した、一番最初に出した船は、たった九十九トンの第十二龍宮丸という船だ。九十九トンの船で、熱海−大島間の航路に就航させられる型の船でないことは、これはしろうと考えに考えてもわかる。
それは昭和二十四年九月に、当時北海道に駐屯しておりましたアメリカの駐留軍の情報部から、ソ連側に行ってスパイをするようにという半ば命令的な、半ば話し合いというようなことで、当時の日魯漁業の第十一あけぼの丸という船によってソ連側に密航した——密航する途中においてアメリカから借りたところのゴム・ボートがパンクして遂にソ連監視船のもとに発見されて、機関士はそこで銃殺された、あとの五名の者はソ連地域に拉致されて
日本の第六あけぼの丸の方が悪いのではないかという。これでは外交交渉もなかなか骨が折れるのではないか。たとえばアメリカの外交官であるとかイギリスの外交官であるというものを相手にしての交渉であれば、人間の言うことは人間の耳にわかるのですが、この李承晩に対してはなかなかそう簡単にいかないと思いますから、相当の年数がかかると思います。
○青野委員 この前、運輸大臣にお目にかかりましたときに、去る運輸委員会で質問いたしました佐世保港外において、韓国所有のフリゲート艦に第六あけぼの丸という漁船が追突を受けて、二十五名の乗組員がむざんにも二十一名、死体も収集することができないような状態で災害を受けたが、それは韓国の李承晩政権を相手にして、そうしてこれはもう相手が相手でありますから、外交折衝によってこれらの気の毒な二十一名の船員の遺家族に
————————————— 本日の会議に付した案件 閉会中審査小委員会設置の件 国鉄バスと民営バスの調整問題、造船計画及び 第六あけぼの丸と韓国フリゲート艦との衝突事 件に関する件 国鉄の経営に関する件 —————————————
ずっと以前の運輸委員会で私は質問したのでありますが、佐世保港外約七マイルの付近で、日本の漁船あけぼの丸の乗組員二十五名、これは漁民であり、船員でありますが、これが韓国所有のフリゲート艦に二回ばかりしりの方から追突されて、結局そのうち二十一名が船と運命をともにした。
ここで日魯漁業のトロール船であります第六あけぼの丸が、乗組員が二十五名ですが、それが二回にわたって韓国フリゲート艦六一号というのに追突を受けた。その結果船が大きな破損をいたしまして沈没をして、救助することができない。しかも二月十四日の夜の十時二十七分です。夜間のことでありますし、多少あわてたと思いますけれども、二十五名の乗組員を二十一名死亡させた。
その後いろいろ現場の事情も調査いたしまして、一応私どもの一方的の調査でございますが、この衝突に関する限りあけぼの丸に落度はない、こういうこともわかりましたので、先方に外務省の手を通じていろいろ抗議が申し述べられたようでございます。その後何回かの折衝は経たようでございますが、向うからの申し分といたしまして、衝突の関係においては韓国のフリゲート艦に落度はないのだ、むしろ日本船にその落度がある。
なお残りのあけぼの丸を中心とした二十一名の者については、七万五千円ずつの見舞金を差し上げることにいたしております。 なお抑留拿捕されております漁船に対しましては、多くのものは漁船保険に入れるようにいたしておりますが、なおさらにこれに特別の融資を考えて、応急の措置をいたしております。
第二は、韓国船と接触をして、それによってあけぼの丸が沈んだ、その賠償を今朝鮮から取ることはできないから、その一部の何がしかを日本の方で補償しておけ、この御意見はごもっともと私は考えます。
私の申し上げたことに大臣も誤解があるのじゃないかと思いますから言っておきますが、このあけぼの丸の事件は直接李承晩ライン云々とは関係のない事件なのです。それは私も承知しておるのですが、この点はっきりお考えおき願いたい。
○赤路委員 これは大臣への質問ではございませんが、今のあけぼの丸の点につきましてなお非常に疑義があります。それで後刻理事会にお諮り願って、労働大臣と厚生大臣の出席を求めていただきたい、この点を委員長にお願いいたします。
○江口参考人 第六あけぼの丸というのは不幸にして中共に拿捕されまして、そうしてその沈没したのはことしの二月十四日ですが、去年の十一月に帰つてきた船なんです。それで乗組員のあらかたが、一応中共から船が帰つてきたのですが、船より先に人間は実は帰つてきておつたわけです。
○赤路委員 具体的問題ということをあなたはおつしやるのですが、そうすると先般あけぼの丸が沈められておる。これは具体的の問題の一つです。それから近接する公海において漁船が拿捕されておりますね。これも具体的な事実です。これを具体的な事実でないとおつしやるのですか。
○田口委員 あけぼの丸は日魯の船でございますか——そういたしますと、日魯として遺家族あるいは遭難者にどういうような手当を今日までされてきたか、その点をお聞かせ願いたい。
それは李承晩ラインの問題にも非常に大きな影響を間接に持っておる問題ですが、去る二月十四日に、長崎県の生月島の沖合で、日本の第六あけぼの丸という漁船が、韓国のフリゲート軍艦に追突を受けて沈没しております。そして二十一名の者が死亡しておる。これに対する外交的な経過は局長からお伺いいたしました。